5月27日に初めての有人ミッションを開始するSpaceX社。今の所国際宇宙ステーションISSとのドッキングは自動で行われる予定ですが、訓練では手動操作に備えてシミュレーションも行われています。その実際のインターフェイスを用いたシミュレーターがPCやスマホのブラウザ向けに公開されました。

アクセスすると「これはNASAの宇宙飛行士がSpace X Dragon 2 宇宙船を手動操作する場合の実際のインターフェイスです。ドッキングをい成功させるにはインターフェイスのすべての数値が0.2以下でなければなりません。宇宙での動きはゆっくりで、忍耐と精度が必要です」という説明文が。これだけを読んで行った初回のトライではあっという間に失敗したので、素直に「INSTRUCTIONS」から操作方法を学びましょう。
SPACEX – ISS Docking Simulator

まずこれがHUDです。緑色で示されている数字が理想的な位置や角度からのズレを表します。これらすべてを0.2以下にしなければなりません。

まず画面右下のコントロールパッドで機体の3軸の傾き「ロール」「ピッチ」「ヨー」を整えましょう。

傾きが整ったら左下のコントロールパッドで上下左右・前後に機体の位置を動かしていきます。

なおそれぞれのパッドの中央のボタンでハイパワーモードとの切り替えができます。ISSに近寄って細かい修正をする時はモードをOffにしたほうがよいでしょう。

中央の四角形の中心点がドッキングアダプターです。ここに向かって船を進めましょう。

なお、HUD中の青い数字は速度を表します。すべての修正はゆっくり慎重に進めるべきです。

特に船とISSの接近速度を表す「RATE」は重要な数字です。5メートル以内に近づいたらRATEを秒速0.2m以下に抑えましょう。

というわけで本番。まず右のパッドで1軸ずつ角度を整えていきます。

すべての角度を0度にしました。ISSのある左下に向けて、今度は左側のパッドを使って進んでいきます。

任意の位置まで動かしたら逆方向にスラスターを噴かないと動きが止まらないので注意。なお、デフォルトの設定では重量によって画面した方向に少しずつ引っ張られるので適宜補正しましょう。

最後はゆっくり慎重に寄せていきます。

ちなみに、本物のインターフェイスがこちらのトレーニング動画で見られますが、ほぼ同じもののようです。
CREW TRAINING | ISS Docking Simulator – YouTube

ちょっと練習するとささっとドッキング可能ですが、実際はぐるっと角度が変わる時に体が慣性を感じたり、何より凄まじく高価な機体をあやつるプレッシャーがかかったりなどして難しそう。こういうコックピットで遊んでみたいですね。
あらゆる方向に回転する球体型モーションコックピット「Eight 360 Nova」 – DNA