チャーハンを完璧に仕上げるためには高温で調理する一方、焦げずに熱が全体に回るよう鍋を振って中身を混ぜていく必要があります。重たい鍋を1日に何百回と振るわけなのでかなりの重労働となるわけですが、ロボット化の第一歩となる鍋振り運動の数式化をアメリカ・ジョージア工科大学の研究者が論文にまとめました。


論文をまとめたのはジョージア工科大学にて流体力学を研究するDavid L. Hu教授と博士課程のHungtang Ko氏。氏らの調査によれば、中華料理店の実に64.5%にて調理者が手首や肩の負傷を訴えるなど、鍋振りはかなりの重労働。

そこでロボット化のため、空中に飛ばされたチャーハンの固まりの高さ、形状、回転角とそれにともなう中華鍋の動きを数式によってモデル化することとなりました。

解析の結果、鍋振りは鍋のフチを支点として前後に滑らせる動きと、シーソーのような動きの2つが微妙にタイミングをずらして合成されたものということが判明。クレープやパンケーキの調理にも必要になる動きで、こうした中華鍋やフライパンを使って調理するロボット全般が改善される可能性もあります。

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こちらの12個の鍋を一気に使用するおじさんを超えるマルチアーム・ロボットが登場するのもそう遠くない未来のようですね。
12個の鍋を同時に操り料理を仕上げる中国の屋台のオジサン – DNA

ソース:The physics of tossing fried rice | Journal of The Royal Society Interface

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