スパイ達は捕らえられた時のために、色々なものを隠し持ちます。その方法についてはありとあらゆる方法が考案され、クリエイティビティが発揮されたわけですが、中でもこの「股間に装着するダミーの袋」の再現度はかなりものもがあります。かなりダイレクトな見た目なので、閲覧には注意が必要です。

アメリカ東海岸・ワシントンDCにある国際スパイ博物館にて展示されている「陰嚢秘匿器具」。
International Spy Museum in Washington D.C. Scrotum Concealment – scrotum post – Imgur

冷戦華やかりし頃、敵勢力地域において撃墜されたパイロットが小型の通信機を隠しておけるするためのもの。捕まっても丸裸にされて検査されることはないだろう……という想定のもと作られたようです。

万が一脱がされてもぱっと見た感じだけなら騙せそうなリアルさ。

こんな感じで無線機を隠して入れて置くことができました。

これを作り上げたのは当時CIAにいた書類偽造と変装の専門家。トニー・メンデズ氏。1980年、アメリカ大使館員をカナダの映画製作チームに偽装させてイランから脱出させることに成功したスゴ腕ですが、この収納ガジェットについては、上司に一度だけプレゼンされた後、お蔵入りとなったようです。

動画はこちらから。
The CIA’s Fake Scrotum That Hid a Radio | Object of Intrigue | Atlas Obscura – YouTube

現代では下半身の検査はごく当たり前に行われますが、当時はそうでもなかったのでしょうか。CIAでは他にもこんなガジェット用カプセルを開発していたりします。スパイは命がけの職業ですね。
冷戦中のスパイがお尻の中に隠し持っていた「脱出ツールキット」がヤバい – DNA