電子工作でハンダ付けをする際に煙たい思いをしたことがある人はたくさんいると思われます。あの煙はなぜか必ず作業者に向かって流れてくるのですが、その謎を解明した人が現れました。

まずハンダ付けの煙は必ず人間のほうに漂ってくる、というのは本当のことかチェック。確かに煙が人間のほうに流れています。

例えば机の真ん中でハンダの煙を立ててみると流れていきません。不思議なことですが確かに人間のほうに流れているようです。

仮説はこんな感じ。ハンダゴテの熱で対流が発生し、煙が上に昇っていくものの、作業者の体によって空気の流れが邪魔された結果、作業者に向かって空気が流れていく……という感じでしょうか。

しかし作業者の代わりに箱を置いてみても煙に変化なし。

箱を人形の板にしてもダメ。傾けてみてもダメ……

呼吸による空気の渦、も違う模様。

しかし、人形に「腕」をつけてみると変化がありました。

どうも煙は腕や手で囲われた内側から昇っているようなのです。

つまりこう。胴体や腕、手で囲われたエリアの気圧は周囲よりちょっと下がってしまいます。

このエリアに向かって空気が吹き込んでくるので、はんだ付けの煙はかならず顔に当たる……というのが正解。

ハンダ付けの時は慎重にそっと動くのでこの低気圧エリアが崩れにくく、なおさら煙が流れてくる条件が揃ってしまうそうです。動画はこちらから。
Why does smoke from a soldering iron ALWAYS go towards your face??? – YouTube

煙が顔に当たるのを防ぐには周囲で換気扇を回して空気の流れを乱すか、あるいはぱぱっと作業をしてしまうこと。こうしたAR練習機のハンダ付けバージョンなどあればよいのですが……。
仮想現実技術で心ゆくまで溶接の練習ができるシミュレータ「AugmentedArc」 – DNA