ボディカメラの装着が一般的になりつつあり、周囲の状況がある程度正確に記録されるにも関わらず、警官の過剰な暴力の使用がアメリカでは度々問題になっています。今度は制止に従わなかった男性が50回も電撃されるという痛ましい事件が発生してしまいました。

テキサス州にほど近いオクラホマ州ウィルソンで昨年、不審な男がいるとの通報で警察官2人が出動したところ、男が叫びながら道路を歩いているところに遭遇。停止するよう指示したものの従わなかったため、テイザー銃を使用しました。

その後応援の警官がかけつけて男性を拘束しましたが、その後男性は意識を失い、搬送された先の病院で死亡しました。

警官は当初「4回しか電撃を加えていない」と証言していましたが、その後、ボディカメラを確認したところ50回以上電撃を加えていたことが判明。男性が警官を威嚇したり、武器を持っていたりなどといった脅威の兆候も見られなかったことから正当防衛は成立せず、2名は殺人で起訴されました。有罪となれば10年の懲役、最大で終身刑となる見込みです。

こちらは別の事件ですが、似たような状況。不審な男を制止しようとした警官がテイザーを使用、馬乗りになった後さらに首筋に向かって電撃を加えています。この事件も後に問題になり、警官は起訴されました。
Virginia Cop Charged After Bodycam Shows Him Repeatedly Use a Taser On a Man – YouTube

現在、アメリカでは差別問題がヒートアップしていますが、この事件は昨年発生し、警官も男性も白人とのことで人種や国籍による差別の影響は無視してよさそう。

銃や薬物の蔓延度合いが日本とは比べ物にならないくらい高い国のことですから、是非を議論するのは簡単なことではないのですが、割と自由にウロウロできる不審者とそうでない不審者をどう見分けているのかが不思議です。
「対戦車ロケットをもったテロリストの格好」でウロウロすると何分くらいで警察が来るのか? – DNA

Cops charged with murder after tasing man 50 times / Boing Boing https://boingboing.net/2020/07/03/cops-charged-with-murder-after.html

ソース:no-title