海兵隊は「全ての海兵は小銃手である」のモットーのもと、全員が前線での戦闘能力を持つよう教育されています。そういうわけで射撃はしっかりと訓練されるわけですが、この度まだ初期訓練中の新兵が射撃試験の記録を更新したことが話題となっていました。


記録を更新したのは、3か月間の厳しい訓練を終えこの9月4日にブートキャンプを卒業するオースティン・ファレル一等兵。先日実施された海兵隊小銃認定試験のTable 1で250点満点中248点、Table 2では満点を取得しました。

試験は伏射、膝射、立射、座射の各姿勢から200~500ヤード(約180~450メートル)の距離に置かれた各ターゲットに、合計50発射撃するTable 1とダブルタップや動的への射撃など応用的な内容で50発射撃するTable 2で構成された、結構タフな内容のもの。
The Marine Corps Rifle Range | Table 1 and Table 2 – YouTube

ファレル一等兵は練習では的に当てるよりもライフルのクセを把握することに集中、本番ではTable 1の300ヤードの座射で2点減点、Table 2では満射し、記録更新となりました。本人は「満点できる確信があった」そうですが、あまりの得点に教官たちがターゲットに集まり、不正がないかどうかをチェックしにきたそう。

ちなみに試験では現在の歩兵の標準装備である低倍率のスコープが使用されましたが、もしこのことについて物言いがついたら昔ながらの照星と照門を用いて即テストをやり直す気があり、その準備も進めているといいます。

ファレル一等兵は5歳の頃から.22口径のライフルで射撃を初め、訓練成績も優秀。卒業したら海兵隊特殊部隊MARSOCの狙撃手になり、さらに奨学金プログラムを利用して、学位の取得も目指したいということです。

最近では射撃のデジタル化に関する研究がどんどん進み、TrackingPointのようなデバイスを使えば素人でも超長距離の射撃が可能になってきましたが、生身でここまでの射撃をやってのける海兵隊員というのはやはりすごいな、という感じです。

広大な射撃場を駆け抜けつつ自動照準ライフル「TrackingPoint」を撃ちまくっているプロモ動画 – DNA

ソース:Meet the ‘deadliest recruit on Parris Island’