歴史上建造された航空機のなかでも、ソ連生まれの超大型地面効果翼機「エクラノプラン」はまさに「ソ連が思い描いた未来」を感じさせる異形の存在。どこまでも続くかに見える荒涼とした砂浜に、朽ちかけた巨人機がたたずむ姿はまるで終末ものの映画の1シーンのようです。

エクラノプランは地表・水面すれすれを飛ぶときに得られる地面効果を利用した大型航空機。軍事用途を意図したものではなかったそうですが、重く大きな核ミサイルを素早く運搬可能であることや、水に直接触れているわけではないため、アクティブソナーにかかりにくく、かつ低空を飛ぶのでレーダーにも探知されにくい……という点が予算の獲得に寄与したといいます。

何機かが試作された後、政情の変化とともに計画は中止されていきました。こちらの動画は最後に残った「ルーニ型」で、この度ダゲスタン共和国のカスピスク海軍基地から、南に100kmほど行ったロシア最南端の土地、デルベントに建造される記念公園に展示されるべく、曳航されていくこととなったそうです。

動画はこちらから。
Sleeping Giant | Soviet flying vessel EKRANOPLAN filmed lying along Caspian coast – YouTube

ソ連といえば巨人機。同じくソ連生まれの世界最大の超巨大輸送機の離陸シーンも迫力たっぷりです。
ついに真打ち登場、ウクライナの超巨大輸送機「アントノフ An-225ムリーヤ」が日本にやってくることが決定 – DNA