世界で最初に「音速の壁」を突破した元アメリカ空軍の伝説的なパイロット、チャック・イェーガー氏が死去したと、公式Twitterアカウントが発表しました。享年97歳でした。





チャック・イェーガー氏は1923年生まれ。41年に陸軍航空隊に整備兵として入隊した後、パイロット資格を得てイギリスへ派遣され活躍。戦後は新たに設置された空軍に移りました。

空軍では人類初の超音速飛行を達成すべくテストパイロットとしてベル・X-1に搭乗。文字通り前人未到の危険極まりない飛行に挑戦し、1947年10月14日、通算50回目となる飛行でマッハ1.06を記録。世界で初めて音の壁を突破したパイロットとなりました。

マーキュリー宇宙計画の映画「ライトスタッフ」では超越した神話的存在というイメージで描かれ、実際戦中にフランスで撃墜された後、ピレネー山脈を超えてスペインに脱出しイギリスに帰還した、音速突破の飛行の際には骨折していたがそのまま搭乗したなど、数々の逸話も残している人物。ベトナム戦争後もテストパイロットや教官として活躍し、退役後も様々な航空関連の振興に携わりました。ご冥福をお祈りいたします。