敵や爆発物の匂いを察知し、狭いところからでも突入して一撃を加えることができる犬はまさしく兵士の友。しかし、時には空から飛び降りて移動する兵士と共に行動するには、まだまだ装備が充実しているとはいえません。そこで、とあるドイツ企業が犬用のハーネスを新たに開発しました。

現在主流の方法はこんな感じ。ハンドラーのパラシュートに接続できるようなハーネスを装着しています。

足がパラシュートロープなどに絡まり犬がケガをする危険があることや、体の前側を塞いでしまうため銃や弾薬といった装備品の携行が難しくなることなどの問題がありました。

そこでドイツの軍用パラシュートメーカー、Paratec Defense Systems社がフランス軍と開発したのがこちらの「K9F Para-fox」。2020年12月に、フランス国防省が主催する見本市で展示されたもので、犬を収納するポッドと外側のシェルで構成されたデザイン。ポッドとシェルを分けることで、シェル外側に装備を装着しても犬に負担がかからないようになりました。

Arnés de salto canino K9
Tecnología alemana PARATEC en uso por Fuerzas OTAN.
www.projection.cl
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#k9jumps…

TandemViñaさんの投稿 2019年6月20日木曜日

内側のポッド部分は犬を安全に保持しつつ。ワイヤーとバックルを用いた特殊なロックで、10秒以内に犬をリリースできる構造となっています。

犬を扱うハンドラー、パラシュート降下資格のある人、犬の三位一体でテストするので後部が広く開口する輸送機をおさえる必要があり、スケジュールを組むのが大変だったということです。テスト中の動画はこちらから。
Projet PARA-FOX – YouTube

光や音といった兆候はセンサーで掴むことができますが、匂いや気配はまだまだ犬の領分。小さな体なのに格闘能力もそれなりに高いということで、時には捕虜となってしまうこともあるほど戦場でも大活躍しています。
イギリス軍特殊部隊に随行していた米軍所属の軍用犬がタリバンの捕虜となっている動画が公開 – DNA

ソース:This new harness lets military dogs parachute safely and with style | Popular Science