深淵、虚無……など暗い場所を表す言葉は色々ありますが、その意味を実感できそうな実験がこちら。光をほぼ反射しない塗料「黒色無双」で部屋を塗りつぶすと、吸い込まれそうな空間が誕生します。






疑問に思ったことは何でも実験してみるYouTubeチャンネル「The Action Lab」の今回のチャレンジはかなりエモーショナル。

この部屋の内側を、光の吸収率99%を越える超真っ黒な塗料で塗りつぶすこと。

物を見るというのは、その物に反射した光を見ているということ。なのでこの塗料を使うとこんな風に闇が生まれます。

使用する塗料は、現在市販されている中で最も黒いとされる「黒色無双」。塗料そのものが低反射な上、塗ると表面が光を反射しにくい形状になるというもの。

作業開始。部屋の隅から闇が広がっていくのがクールです。

塗った後、塗料のテカりをとるために乾かして完成。さてどうなったかというと……

虚無ですね。

部屋の中からの反射が無いので、穴に吸い込まれていくような見た目に。

しかも壁の模様がないので遠近感がなくなり、こうやって中に入ると人のシルエットが単純に縮小したような見た目になってしまいます。

そして周辺からの反射がないので少しでも光源を遮った部分は真っ暗に。これ以上は真空で光の回折が起こらない宇宙空間しかありません。

それにしても、普段私達が目にしているものは周辺の壁や床からの反射光の影響を本当によく受けているようです。例えばこの段ボール板は今、光源の電球の光を反射しています。

なので光源を遮るように下向きにすると、光が当たらなくなって真っ黒に。

ところが同じように傾けても、2つ折りにして下に段ボールがある状態にすると、その反射光を受けて白く浮かび上がっています。

写真撮影で用いる「レフ板」の効果もよく分かる実験でした。動画はこちらから。
I Painted My Entire Room With Musou Black—The World’s Blackest Paint – YouTube

そしてまた違った意味での「闇」を感じたい人はこちらの記事もどうぞ。
[閲覧注意]世界を震撼させた連続殺人犯10人が描いた絵に闇があふれている – DNA