19世紀末、フランスのリュミエール兄弟は動画の撮影と上映の技術を発明しましたが、撮影者として多くの作品を残していることでも知られています。こちらの動画は姪のマドレーヌがネコにエサをやっている作品「少女とネコ」を彩色し、コマの速度を調整したもの。今も昔も変わらぬネコの気ままっぷりが実によく移されています。





少女とネコ」は1899年の作品。まだ音声を同時に録音する技術はなく、動画中の鳴き声や環境音は彩色の際にアフレコされたものと思われます。

動画はこちら。
La petite fille et son chat (1899) – YouTube

「少女とネコ」の元の動画。
La petite fille et son chat (1900) – YouTube

ちなみに世の中にはもっと古いネコ動画もあります。こちらは1894年撮影のもの。おそらくもっと古いものもあるのではないでしょうか。
Falling Cat (1894) – World’s 1st Cat Video – Etienne-Jules Marey – YouTube

モノクロ映画のカラー化は人間の職人技で行われてきましたが、最近では機械学習によって自動で行う研究も進んでいます。大昔の風景が現代的なスペックの動画で見られるというのは、逆に不思議な雰囲気です。
ディープネットワーク技術で自動的にカラー化された「ローマの休日」予告編がすごい – DNA