微妙な内容の交渉をする時は、やりとりを録音・録画するのは今や常識。特に体制に疑問をもつ活動家の人達は、警察の行動を逐一記録し目を光らせていますが、たとえ記録してもそれが公開されなければ大きな問題にはなりにくいもの。とある警察官は、撮影された動画がSNSで公開されないよう、ユニークな方法で対抗することにしたようです。





このユニークな対抗手段を公開しているのは、微妙な規則違反をしている警官に話しかけてはその内容を撮影しInstagramに投稿する「ALWAYS FILM THE POLICE」の活動家、セネット・デヴァーモント。過日、デヴァーモントは法令違反で違反切符を切られましたが、その際の手続が不公平なものであったと不服を申し立てるべく、違反切符を切った警察官のボディカメラの映像の公開を請求しました。

その請求手続きの際、ストリーミングでネット中継をしていたところ、手続きに対応していた警察官は回答を中止し、スマートフォンで音楽を鳴らし始めたのです。

Instagramは動画中に著作権で保護された楽曲が流れていないかどうか自動で認識し、使用されていた場合はその動画の公開を停止することがあります。このアルゴリズムを逆用し、動画の公開を妨げているのでは……とデヴァーモントは批判しています。なお、当該の動画は未だBanされておらず視聴可能な状態です。

直接の対抗手段ではなく、相手が従わなければならないルールを逆手にとって動きを封じようとするのは政治の世界ではよく見かけます。イスラエルでも「露出度の高い女性を見てはいけない」というユダヤ教超正統派のデモを封じるために、女性がトップレスで抗議するという手段がとられたことがあります。
「見れない」ユダヤ教超正統派のデモがトップレス女性の登場で解散 – DNA