映画「ミッション・インポッシブル」シリーズの主人公で変装の名人、イーサン・ハントが、顔ぜんぶを覆うマスクをベロっと剥がして正体を表すシーンは、作品中の山場。しかし現実のCIAもあれに極めて近い、その名も「5秒マスク」を用いて、危険な潜入工作を行っていたそうです。

ワシントンDCにある「スパイ博物館」には、古今東西のスパイ技術やガジェットが展示されています。このイラスト自体もなかなか興味深い内容ですが……

こちらの「5 Second Mask」はかなりのレアアイテム。ハリウッド映画の特殊メイクスタッフの協力を得ながら作られ、5秒で脱着が可能とのこと。

肌のトーンや輪郭、見た目の年齢を変え、印象を大きく違えることに加え、素早く脱着でき、しかも確実に着用できなければなりません。このため、着用者1人1人に向けた特注仕様というのが基本になります。

毛髪はすべて合成のもの。イザというときはパっと外して脇の下に挟んで隠し、尾行者を混乱させるためにも使われるので、丈夫さ・コンパクトさも重要です。

ちなみに、解説者で元CIAの偽装部門主任であったジョンナ・メンデズさんによれば「これが公開されているということは、現在CIAはもっと高度な技術で偽装・変装を行っているということ」とコメント。どんなことをしているのは非常に気になります。動画はこちらから。
Meet a Former CIA Chief of Disguise | Object of Intrigue | Atlas Obscura – YouTube

同じくジョンナ・メンデズさんによる、変装講座も公開されています。こちらもなかなか興味深い内容です。
[字幕動画]元CIAの変装主任が語る「スパイのための変装講座」 – DNA