自宅に第2次世界大戦中の戦車を置いていたのを当局に発見され、規制違反に問われていたドイツ人男性の裁判が進んでいます。





事件は2015年、ナチスが隠匿していた芸術品の捜索に端を発します。ドイツ北部。ハイケンドルフ在住の、近所では評判の古物コレクターであった当時78歳の男性の元に捜査が入り、その時、地下の駐車場にパンター戦車、88mm対空砲、魚雷が置いてあるのが発見されました。ドイツ陸軍の兵士20人が9時間かけて回収作業を行うなど大騒ぎとなりました。

回収作業の様子。
Heikendorf: Panzer ziehen Panzer aus Villa – YouTube

パンター戦車と一緒に発見された88mm対空砲。

地元当局は戦争兵器規制法違反で男性を起訴。対する男性側は、この戦車はイギリスから合法的に輸入されたもので、兵器として使用できないよう加工されていると主張しました。もっとも、男性が戦車を所有していたことは住民の間では広く知られており、1978年の大雪の際には除雪作業の手伝いもしていたことから、2015年の取締りの際も「何を今さら」の声が多く上がっていました。

裁判は続いており、現在は反則金の交渉が行われているとのこと。なお、罰金については最大で50万ユーロ(約6500万円)になりますが、弁護士によればアメリカの博物館から購入したいという問い合わせが来ているということです。世界各地でこうして映画撮影用に貸し出したり、観光客が乗り回して遊べるサービスが存在しており、罰金の支払いもなんとかなるのではないでしょうか。

戦車の操縦と主砲の射撃を思いっきり楽しめるサービス「DriveTanks.com」 – DNA

ソース:Germany: WW2 Panther tank seized from pensioner’s cellar – BBC News

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